モノを作るということ
日本は資源のない国だ。ここで豊かな暮らしをするためには、日本は海外に何かを売って食料や多くの素材を輸入する必要がある。
しかし、今の日本のベンチャーはITやサービスが多すぎる。もっと、製造業のベンチャーを起すよう制度を充実させるべきだ。
IT・サービスは内需には貢献するが、これらが主流となれば、この国の長期的な構造不況は否定できない。
製造業といっても、機械を作るだけが製造業ではない。農業や漁業といった素材、アニメや娯楽でも輸出できるものは、広く製造業ととらえられるべきだ。
とりわけ、農業・漁業、石炭・石油類は極端に生産性が低く、輸出どころか国内消費でも保護を要するお荷物である。
しかし、どうだろう。本来はこうした生産性の低い産業においてこそ知恵が生産性を向上させ、競争力を生み出すはずではないか?
こうした進化・成長を妨げているものが「規制」である。
現在、生産性が低く構造不況業種と思われている業種でもやりようによってはいくらでも生産性をあげ、輸出産業に変わることはできる。
そのためには、知恵が使えないようにしている「規制を緩和」し、その知恵を助長する「保護」が望まれる。
もっと、真剣に、競争力という道筋に沿って、ものづくりのための支援と規制緩和を議論すべきだ。
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