大前研一

ビジネスブレークスルー(BBT)大学院の学長がいいことを言っている。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061212/255839/?ST=biz_shinzui&P=1

フレームワークを教えながらそれを壊すのだそうだ。
確かに、フレームワークを使いこなせる人にはフレームワークは要らない。逆説的だが本当の話だ。しかし、BBTに通う人の多くはフレームワークを壊すより先に、使いこなせるようになるのが先だろう。

戦略家として名高い大前さんだが、同じ記事の最終ページを見ると、やはり人の子、弱みがあると見える。彼の弱みは戦略思考が強すぎてマーケティング思考が柔軟ではない点だ。彼が、都知事選で敗れたのは、論理的に間違っていたからではない。投票する人々が彼を胡散臭いと思ったからだ。彼の主張が論理的に正しいかどうかなど、一般大衆には興味がない。彼らに論点をわかりやすく説明し、決断を促すマーケティング力こそが選挙では必要なのだ。例えば、缶ジュースの売上をあげたいときに、この缶ジュースのよさを取り扱い説明書のように書き並べても決して消費者が買わないのと一緒だ。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061212/255839/?ST=biz_shinzui&P=5

でも、もしかして、実は、大前さんは缶ジュースにも説明書をつけて売るタイプなのかしらん?

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Causeの経営―MBA、MOT、経営を学ぶ人のための競争戦略バイブル

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